第3章:誰とも話さない老後は寂しい?|「孤独」と「自由」のちがい

無駄の削減
まもる
まもる

前回の第2章では、「60代で静かに暮らしたい人へ」と題し、話さない生活が心を整えることや、そのメリット、日常に取り入れたい習慣についてご紹介しました。

必要なこと以外を話さずに過ごす日々は、決して寂しさではなく、むしろ心を穏やかにしてくれる豊かな時間だということが見えてきました。

誰とも話さない生活

「誰とも話さない生活」と聞いて、あなたはどんな印象を持ちますか?

「寂しい」「孤独」「かわいそう」と思われることが多いかもしれません。

でも実際に“誰とも話さない日”を選んで過ごしてみると、そうではないことに気づきます。

それは、「孤独」と「静けさ」はまったく別物だからです。


「孤独=寂しい」は思い込みかもしれない

孤独=寂しい。この文字を読んでポジティブな事は思いつきませんよね?

ですが、最近のスマホを使える世代の方は「1人でいても寂しくない」と答える60代の方が多くいらしゃいます

その理由を尋ねても「う〜ん・・・これといって特に・・」そこで70代のまだガラケーを利用してパソコンも使えない方に聞いたら「人と話したい、寂しい」と答えます。

では、その違いは・・・


✅ 「つながり」の感じ方が違うから

LINEやYouTube、ネット記事、SNSなどを通して

「人との接点」や「世界とのつながり」をデジタルで感じられるため、

リアルな会話がなくても「孤独感」を覚えにくいのです

一方で● スマホが使えない人は

テレビ・新聞・電話などしか情報源がないため、

誰かと“直接話すこと”=唯一のつながり手段になります。

それがないと、“世界から取り残された”ような孤立感が強くなります。

結論;60歳までにはスマホやパソコンで遊べる趣味を作る

特に、YoutubeやTikTokなど「人に話しかけたい時」はとても便利なアプリですね


自由な時間が増える

朝起きる時間も、食事のタイミングも、好きなテレビを見るのも、すべてが自分のペース。

身近な人と話せば「上だ、下だ、右や左・・・」色々な話に合わせなくてはいけない時があります。そうった話は楽しいですか?

たとえば、元「嵐」の二宮和也さんも、2023年のインタビューでこんなことを語っています。

「今の時代、ネットの友達が一番ラク。友達というか“知り合い”でもなく、“ただ同じ趣味を共有してる誰か”っていう人との関係が、今は一番いいかも。」

出典:日刊スポーツ(2023年10月9日)

二宮和也はゲーム好きの一般人とお友達

この言葉に共感した人も多いのではないでしょうか?

現代では、**深く関わらず、ちょうどよい距離感でつながる“ネットの縁”**が、心の負担を減らしてくれる時代になっています。

特に、60代以降の「静かに暮らしたい」人にとって、こうした関係性は安心できるものになり得ます。

✅ ネットのコミュニティで気疲れしにくい理由

  1. 自分のタイミングで発言・返信できる → その場で即答しなくてよいため、言葉選びに余裕があり、気疲れが減る。
  2. 共通の興味・話題がある場所を自分で選べる → 自分が関心あるジャンルの人だけと繋がれるため、無理に話題を合わせる必要がない。
  3. 深く関わらなくてもよい“ゆるいつながり”が許される → 挨拶や「いいね」だけでも関係性が成立するため、無理なコミュニケーションが不要。
  4. 物理的・心理的な距離感がとりやすい → 合わないと感じた相手からは、静かに距離を置けるのがネットの特徴。
  5. 文字が中心のため、表情や声のトーンに気を使わない → 対面のように「顔色を読む」「愛想笑いをする」といった気遣いがいらない。

もちろんネット上にもマナーや温度感はありますが、対面より「自分のペースを保ちやすい」環境であることは間違いありません。

「誰とも話さない日」は、「誰にも合わせなくていい日」でもあります。

相手の都合に振り回されず、自分の心に従って生きられることの価値に気づくと、寂しさよりも“心地よさ”を感じるようになります。

それでも老後1人は寂しいのでは?それを解消する話はまた後ほど・・・・


“話さない老後”に必要な心構え

何も、必ず毎日誰とも話さない!とは言っておりません。

人間関係の煩わしさや、安心感を知らずに誰とも話さないでは精神を病んでしまいます。

静かな日々を楽しむには、「誰とも話をしなくても、自分を退屈させない工夫」が大切です。

「誰とも話さない時間」が多ければ、外食した時の店員とのやりとりや

ちょっとした、人とのやりとりに幸福感や満足感をえられるようになります


“話さない”をネガティブにとらえない

会話が少ない=不幸ではありません。

「誰とも話さない=静かで穏やかな時間」と捉えることができたとき、老後はもっと自由で楽しいものになります。

次の第4章では、“話さない暮らし”を叶えるための実践的な方法をご紹介します。

引き続き、一緒に「静かな老後」を考えていきましょう。

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この記事1~7章まで

第1章:60歳から“話さない人生”を楽しむ方法|静かに生きる老後の準備

第2章:60代で静かに暮らしたい人へ|話さない生活のメリットと習慣

第3章:誰とも話さない老後は寂しい?|「孤独」と「自由」のちがい

第4章:誰とも話さなくても心地いい|静かな老後の暮らし方アイデア集

第5章:ひとり老後でも安心して暮らす|人と話さなくても保てる心の健康

第6章:話さなくても安心して暮らす方法|50代から始める静かな老後

7章:もう無理して話さなくていい|50代から始める心地よい老後

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