第6章:話さなくても安心して暮らす方法|50代から始める静かな老後準備

無駄の削減

前回のあらすじ(第5章)

まもる
まもる

前回は「老後の安心は自分で用意する」というテーマでお話しました。

体力や判断力が少しずつ衰えてくると、不安を感じる場面が増えてきます。

そんなとき、つい子どもに相談したくなりますが、子どもは高齢者の状況や対処法を知らず、困ってしまうこともあります。

そこで登場するのが、プロである「地域包括支援センター」。経験豊富な職員が、うまく話せなくても状況を察して対応してくれます。

また、「心の自給自足力」を高める工夫も紹介しました。日記・散歩・音楽・映画・ブログなど、自分の気持ちを整える習慣は孤独の不安を軽くしてくれます。

話さなくても、社会とゆるくつながる感覚を持つことで、静かな老後を快適に過ごせるのです。

著者
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たとえば、アップルサポートの担当者があなたに不幸をもたらすことは、まずありませんよね。

地域包括センターの職員、役所の窓口、医師、カフェの店員なども同じです。

彼らは基本的に「助ける」ために存在していて、あなたを困らせる可能性はとても低い存在です。

ですが──

隣人、親戚、昔の友人など、かつて近しかった人たちは、

時に“善意”という名のプレッシャーや、価値観のズレによってトラブルの火種になることもあります

身近な関係ほど、距離感の取り方がむずかしい。

だからこそ、「誰と関わるか」は、自分自身で選んでいい時代なのです。


人に頼らない安心感ってあるの?

年齢を重ねると、誰かに頼りたくなる瞬間が増えてきます。

でも、相手の都合に振り回されたり、気をつかいすぎて疲れてしまった経験はありませんか?

たとえば…

  • 子どもに相談しても、うまく答えられず困らせてしまう
  • 気をつかって友人に連絡するのをためらう
  • ちょっとした頼み事が言い出しづらい

そんな時こそ、自分の中に「安心できる仕組み」を持っておくことが大切なんです。


安心を「自分で用意」するためのコツ

安心は“気持ち”だけでなく、“習慣”からも生まれます。

重要なのは、50歳のうちから“老後をひとりで生きていける仕組み”を整えておくことです。

以下のような工夫が、ひとり暮らしでも不安を減らしてくれます。

1. 情報の引き出しを増やす

  • ✅ 困った時は「地域包括支援センター」に電話 (重要)
  • ✅ 日頃から使えるサービスや施設を調べておく (シルバー人材など、家事をしてもらう)
  • ✅ 通信販売やデジタルサービスの使い方を覚えておく (パソコン、スマホの操作に慣れておく)

2. 昨日が幸せだったら、ルーティンが大切

✅ 1日が幸せだったと思える瞬間

  1. 朝、気持ちよく目が覚めたとき
  2. ご飯をおいしく食べられたとき
  3. 天気がよくて、少し散歩できたとき
  4. 好きな音楽や映画を楽しめたとき
  5. 猫や犬と静かに過ごせたとき
  6. 今日も心身ともに健康と実感できたとき
  7. 今日も何事もなく一日が終わったとき

「いつものこと」を繰り返すと、心が落ち着きます。

今日もいつもと同じ日。昨日と変わらない日々――

だけど、その“変わらなさ”が、私たちの心をそっと守ってくれているのかもしれません。

お気に入りのマグカップでコーヒーを淹れる。

窓の外をぼんやり眺めながら、猫が眠る姿に目を細める。

派手さも刺激もないけれど、心がじんわりと落ち着いていく。

そんな暮らしが、実はいちばん贅沢なのかもしれません。

3. ✅ 50代から準備したい「ごきげんリスト」5選

1. 朝のちいさな楽しみ

コーヒーを淹れる。

お気に入りの音楽をかける。

それだけで「今日も悪くない」と思えます。


2. ひとり時間を楽しむこと

静かな動画、ラジオ、香りのいいお風呂。

誰にも気をつかわない時間は、心を整えてくれます。


3. 自分へのごほうび

プリン、パン屋さんのクロワッサン、週に一度の外食。

「これがあるからがんばれる」が、きっと見つかります。


4. ゆるくつながる場所 

コメントしなくても見ているだけで癒される配信者。

好きなカフェで書きたいときだけ書けるブログ。

無理のない“居場所”があるだけで安心です。


5. 元気をくれる映画や本

落ちこんだ日にそっと支えてくれる作品。

昔に感銘を受けた本や映画、またはゲーム。

それらを振り返って読んだり観てみる。

ときどき思い出して、もう一度観たり読んだりするだけで心が和らぎます。


頼らなくても平気。でも、頼る場所は持っておく

人に頼らずに過ごすのは理想ですが、「頼っていい場所」は知っておくと心強いです。

たとえば、地域包括支援センターは「高齢者の何でも相談窓口」。

困ったときの最初の相談先として、とても頼りになります。

子どもに相談する前に、まずプロに相談。

✅ 例えば、老後にパソコンを使用するなら断然MacBook💻がおすすめです。

わからないことがあれば、アップルサポートセンターに電話すれば、すぐに対応してくれます。

私も常に、利用させてもらっていますが、「本当に丁寧でわかりやすい」

無料なので、安心のサポートです。

✅ 何度もお伝えしますが、支援が欲しかったり、生活に何か困ったことがあれば

地域包括センターにとりあえず電話をしてみましょう。

相続など、完全個人案件以外は、まずはそのプロを「若いうちから知っておくのが重要」です


心地よいひとり時間を守るために

「誰かに頼らないと不安」という気持ちは、心をすり減らしてしまいます。

頼られた方は、見返りを期待されてはトラブルの元です。

それよりも、自分で安心をつくれる仕組みを少しずつ持っておくこと

これが“話さない暮らし”を心地よく続けるカギになります。

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この記事の1〜7章まで

第1章:60歳から“話さない人生”を楽しむ方法|静かに生きる老後の準備

第2章:60代で静かに暮らしたい人へ|話さない生活のメリットと習慣

第3章:誰とも話さない老後は寂しい?|「孤独」と「自由」のちがい

第4章:誰とも話さなくても心地いい|静かな老後の暮らし方アイデア集

第5章:ひとり老後でも安心して暮らす|人と話さなくても保てる心の健康

第6章:話さなくても安心して暮らす方法|50代から始める静かな老後

7章:もう無理して話さなくていい|50代から始める心地よい老後

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