【節約1年目】人生を変えるなら、まず“捨てる勇気”を持つ|人脈編

家計管理

質問です。
あなたは、何もない部屋でただ座っています。
テーブルの周りには、空いている椅子が4つあります。
その空いている椅子に、あなたは誰を座らせますか?

答え:その椅子に座っている人があなたの重要な人物です

「節約」と聞くと、ついお金のことだけを考えてしまいがちですが、実は最も大きな節約は、“人間関係”にこそあります。

たとえば、元アメリカ大統領バラク・オバマ氏。彼は任期中、グレーかネイビーのスーツしか着なかったことで知られています。

理由は明確で、「日々の決断の総量を減らすため」。重要な決断に集中するために、どうでもいい服選びにエネルギーを使いたくなかったのです。

これは、「決断疲れ(Decision Fatigue)」という心理学的概念に基づいています。人間の脳には、1日にできる決断の数に限界があります。朝からどうでもいい判断を重ねていれば、午後には意志力も集中力も底をついてしまう。

では、その“無駄な判断”が最も発生する場所とは?

それが、実は人間関係なのです。


✅ オバマが「決断しないようにした」具体的なこと

項目内容
👔 服装常に同じ色のスーツ(グレーかネイビー)を着用。毎朝「今日はどれを着るか」と悩む時間をカット。
🍽 食事食事メニューもあらかじめスタッフが絞って提示。自分では選ばない。無駄な判断を極力減らす。
🕹 会議設計「何を議論するか」もあらかじめスタッフが整理。大統領は選択肢の評価に集中するのみ。
📱 習慣的判断の自動化禁煙のためのニコレットガムの携帯など、**小さな誘惑の判断も“自動化”**していた。

🔑オバマ【名言】

“I try to pare down decisions. I don’t want to make decisions about what I’m eating or wearing. Because I have too many other decisions to make.”

「私は日々の決断を減らすようにしている。食事や服装なんてことで決断力を消耗したくない。もっと重要な決断が待っているからだ。」

無意識に消耗されている「人間関係コスト」

誰と会うか?誘いを断るか?LINEに今すぐ返すべきか?

こうした“人間関係にまつわる細かい選択”は、気づかぬうちにあなたの意志力と脳のリソース(容量)を削り取っています。

特に、なあなあで続いている関係や、過去の義理で付き合っている人間関係は要注意です。

何も得られない集まりや、成長がない飲み友達、過去の思い出話しかしない元同級生…。

それに伴い、着ていく服選び、待ち合わせ時間への調整。これだけでたくさんの事を決断しなければなりません

洋服を選ぶだけでも、実は小さな決断の連続です。

たとえば──

  1. シャツかジャケット、どちらにするか
  2. 色の組み合わせはどうか(暗すぎ?派手すぎ?)
  3. 天気や気温に合っているか
  4. 今日の仕事相手や会議の雰囲気に合うか
  5. 着ていてラクか、疲れないか

これだけでも5つ以上の判断が必要になります。

人間は細かい決断は色々します。ですが難しい判断や決断は1日に何回できるでしょうか?

✅ 結論から言うと:

人が1日にできる「正確で質の高い判断(難しい判断)」の回数は、一般的に

👉 4〜6回程度が限界とされています。


🔍 その根拠:心理学・神経科学の視点から

● ロイ・バウマイスターの「意志力(ウィルパワー)研究」より

  • 意志力は“筋肉”のようなもので、使えば疲弊する。
  • 難しい判断(進路、重要な会議、重大な交渉など)には大量の意志力を消耗する。
  • 複雑な判断を何度も繰り返すと、後半になるほど判断の質が低下する

● 実例:裁判官の判決に見る「判断の質の変化」

  • イスラエルの研究(※Danziger et al., 2011)では、
    • 朝イチの判決は70%以上が被告に有利だったのに、
    • 午前の終わりには10%以下に激減。
    • 昼食後にはまた回復し、その後また下がる。
  • この研究は、「人間の判断力は時間とともに劣化する」ことを実証しています。

自分の人生に必要な人は、10人もいない

社会心理学者ロビン・ダンバーが提唱した「ダンバー数」という概念では、

人が安定的に関係を維持できるのは150人程度、心から信頼し深く関われるのは10人程度と言われています。

つまり、それ以上の人間関係は「管理コスト」の方が高くなるのです。

人脈が広いことは、一見“得”のように見えますが、実際にはエネルギーを分散させ、判断の質を下げてしまうリスクもある。

だからこそ、「不要な人と、フェードアウトする勇気」が必要になります。


人間関係を整理する7つのメリット

ここで、人付き合いを見直すことで得られる主なメリットをまとめておきます。

  1. 時間が増える:無意味な飲み会や誘いを断ることで、可処分時間が増える
  2. お金が減らない:交際費・プレゼント代・交通費が節約できる
  3. メンタルが安定する:ネガティブな話題や愚痴に巻き込まれずに済む
  4. 集中力が上がる:重要な仕事や学びに脳のリソースを集中できる
  5. 自己肯定感が保たれる:無駄に比較されたり、マウンティングされる場が減る
  6. 本当に大切な人との関係が深まる:エネルギーの使い方が変わる
  7. 新しい出会いの余地が生まれる:空いたスペースに良いご縁が入ってくる

人間関係の整理は、お金の節約以上に、“人生の質”そのものを改善します。


「絶縁」ではなく、「自然な距離」でいい

人付き合いを減らすと聞くと、「冷たい」「付き合い悪い」と思われそうで不安になる人もいるかもしれません。

でも安心してください。絶縁状を送る必要なんてありません。

ただ「連絡を自分からしない」「誘いを断る」「SNSの通知を切る」。

それだけで、自然と距離はできていきます。

あなたが大切にすべきは、“過去の義理”ではなく“未来の自分”です。

誘いを断る方法は事前に作っておくことが重要

え?会社の人の誘いは断りにくい?では誘われないようにすれば良いのです☝️

🎯 誘われない人になるための“キャラ設計”とは?(重要)

誘いを断るには、「その場での断り方」ではなく、事前の布石が9割です。

たとえば、会社の飲み会や休日のゴルフ、麻雀、付き添いイベントなど、

本音では「行きたくないけど断りづらい」場面ってありますよね。

でも、そんなときに役立つのが、“誘いにくい人”というキャラ設定です。

つまり、「あの人、なんか誘っても無理そうだよね〜」と自然に思わせる人になるのです。

⚠️「お誘いお断りオーラ」はすぐに纏うと人間関係に亀裂が生じるかもしれません

お酒を飲んでいた人は、禁煙と同じように何かしらの理由をつけて「お酒やめた」


① 家族やペットの存在を強調する

お金を使いたくない人キャラを演じる

常に「予定がある感」を出す(=空いてる印象を与えない)

💡大切なワンポイント!すぐにこのキャラ作りを完成させない事が重要

3〜6ヶ月の日数をかけて「誘いにくい人」を作り上げましょう


✅ 私(著者)が構築している“誘いにくい人”のキャラ例

ちえまる
ちえまる

これ実践してどうでした?

著者
著者

はい!昔はよく麻雀や飲みなどよく誘われましたが、「誘われにくいキャラ」を作っていくうちに「あれ?嫌われてない俺?大丈夫かな?」と不安になるくらい誘いがなくなりました。

でも、友好関係は全く変わらない、むしろ付き合いが楽になりました

お酒やゴルフ、忘年会など顔出さないと「関係が悪化しないか?」と不安がありましたが

特に仕事上の付き合いには変化ありませんでした。


🧠 ポイントは“忙しい”ではなく、“価値観が違う”を出すこと

単に「忙しい」と言うと、「じゃあ時間ができたらね!」と返されます。

これは問題を先送りしたようなものです。

でも、「その場そのものに興味がない」「自分の世界観が違う」と思わせれば、

“気を使って誘わない”空気ができあがります。


🧩 誘いの内容 vs 誘われない自然な断り文句(アップデート版)

相手の誘い自然な断り文句(世界観・状況をズラす)
「週末、ゴルフ一緒にどう?」「前にちょっとスイングの練習したら、そこから腰の調子が悪くて…しばらくスイングもできないんだよね」
「付き添いで○○のイベントあるけど行かない?」「最近、休みは親の介護(またはペットの世話)を優先するようにしてて…なかなか外出もできなくてさ」
「今度、みんなでBBQするよ」「今は休みの日は子どもに勉強を教えるって決めてて…自分の資格の勉強もしなきゃいけないし、時間が取れなくてごめん」

「こいつ、足手まといになるな・・😒」

そう思われたら、流石に誘われないでしょう!

あと大事なのは、「普通の生活には支障ないんすけどねw」をお忘れなきよう

今後一生ゴルフをやらないと言わないことが肝要

「治ったらまたやるわw」と相手とのコミュニケーションを断ち切らないようにしましょう!

このように、自分なりに基本を作って、誘われない、誘いにくい人を作っていこう!

🛒 我慢して生きるほど人生は長くない


人間関係、仕事、日常生活で「いい人」を演じて疲れている人が、自分を取り戻すための考え方を教えてくれる本です。

  • ✅ がまんしすぎる人へ向けた処方箋 人間関係、仕事、日常生活で「いい人」を演じて疲れている人が、自分を取り戻すための考え方を教えてくれる本です。

👤 がまんしすぎる人へ向けた処方箋の作者(簡単に)

🖋 鈴木 裕介(すずき ゆうすけ)


  • 職業:内科医・心療内科医
  • 経歴:東京大学教養学部を卒業後、自治医科大学医学部へ
  • 活動:メンタルケアや自己肯定感に関する講演・執筆多数
  • 特徴:「心と体の関係」「がんばりすぎる人への処方箋」などをテーマにした発信で支持を集めています

✍️ まとめ:断るのではなく、誘わせない工夫を

💡誘いを断るのが苦手なら、「そもそも誘われない人」になる。

💡人間関係を壊さずに、自分の時間を守る最強の方法。

💡必要なのは、“丁寧な防波堤”を日常の雑談の中で築いておくこと。


まとめ|節約とは、誰と付き合わないかを決めること

誰が椅子に座るか?──そんな質問をしましたね。

そのとき、候補にすら上がらなかった人は、実はあなたにとって深く関わる必要のない相手かもしれません。

無理に仲良くしようとせず、適度な距離で十分です。

その逆もあります。その椅子に座っているパートナーが浪費家でしたら大変です。

節約生活の第一歩は「削る」こと。お金も人間関係も同じです。

買わない努力より、付き合わない選択の方が効果は大きい。

あなたの時間や集中力を奪うだけの関係は、やさしく手放しましょう。

人脈を減らすことは冷たいことではなく、自分を守るための断捨離なのです。

以上です。このブログが少しでも参考になって他の記事も読んでくれたら嬉しいです。

このブログを読んでいただけた方には「お金の苦労」がなくなれば良いなと思っています。

では次の記事でお会いしましょう!

ゴウキ
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