
みなさんこんにちは!YoutubeやSNSで「スマホ1台で稼げる」や「誰でも簡単に一日1万円稼げる」このブログを読む方は「なぜ引っかかるの?」と不思議に思うかもしれません。しかし、20〜30代の若者がこの情報が多く入る時代でも詐欺にあいます。
それは、情報量が多すぎるがゆえに、本物と偽物の見分けがつかなくなっているからです。
そして人は「希望」や「不安」に心を揺さぶられると、冷静な判断ができなくなります。この記事では、詐欺の典型例とその裏にある心理テクニックを解説します。

「敵を知り、自分を知ればなんとやら」。今回は、詐欺師がなぜ、人生経験の少ない若者なら騙せると思ったかに焦点を当てたいと思います。この手に引っかからないためには、まず相手がどのように考えているかを理解することが大事です。
見えないことや未知数なことに人は“希望”を投影します。そして詐欺師たちは、その希望に「名前」と「値段」をつけて売りつけてくるのです。「誰でも」「簡単に」「今すぐ」――これらの言葉は、夢ではなく“誘導”です。相手の思考を見抜く力こそ、騙されない最大の武器になります。
第1章:はじめに|「スマホ1台で稼げる」が怪しい理由
「スマホ1台でOK」「特別なスキルは入りません。誰でも月収30万円」――このようなフレーズを見かけたことはありませんか?
金融リテラシーが高い人はこの時点でスルーしますが、特に若い世代は「チャンスかも」と思いがちです。
なぜか?それは、現実の収入に対する不安、SNS上の“成功者”の演出、そして何より「簡単に楽して稼ぎたい」という心理に刺さるからです。
この記事では、詐欺の代表例を紹介しながら、なぜそんな見え透いた手口に人は引っかかるのか、そして詐欺師の思考とビジネス構造を明らかにします。
第2章:実際にあった「スマホ1台で稼げる」詐欺の典型例5選
タイプ | 内容 | 結果 |
---|---|---|
① 情報商材販売型 | LINE登録 → 「稼げるノウハウPDF」販売 | 自分でも同じPDFを売るよう誘導=実質マルチ |
② 自動収益アプリ型 | 「アプリ入れるだけで毎日1万円」 | 中身はデザインだけ。報酬ゼロ。返金不可 |
③ チャット副業斡旋型 | 「顔出し不要で月50万」 | 実態はアダルト。個人情報流出・脅し被害 |
④ フォロワー購入型 | 「SNSの数字を増やせば案件が来る」 | 数字だけ増えて炎上or無視されて終わる |
⑤ 仮想通貨自動運用型 | 「AIが資産を増やす」 | 初回入金後に音信不通。出金不可 |
→ どれも「労力ゼロ・即金・簡単」というキーワードで人を引きつけ、再現性ゼロで責任だけ利用者に押しつける構造です。
🎭 詐欺師が内心でこう思って使っている心理テクニック7選
① 希望バイアス(Wishful Thinking)

みんな、自分には“眠ってる才能”があるって本気で信じてんのよ。ちょっと「さすが〇〇さん!」「やっぱり貴方なら成功する」って言えばちょろいw
現実はうまくいってないのに、俺だけはうまくいくって思ってるやつは、絶好のカモだわ。バカを煽てりゃATMになるかんなw
- ✅ 詐欺師は「現実逃避=財布のヒモがゆるい」と読んでいる
- 💬 キーワード:「可能性」「覚醒」「自分を信じて」
② 社会的証明(Social Proof)

“みんなやってる”って言っときゃ、安心して飛び込むからな!。フェイクの実績スクショでも、数字と感謝の声さえあれば十分騙せる
通帳に入金された画像なんて見せただけで、もう稼いだ気になってるの草
- ✅ 他人の成功で“自分にもできるかも”と錯覚させる
- 💬 キーワード:「○○さんも成功」「DM殺到中」「実績者の声」
③ 権威性バイアス

肩書きとかスーツとか、元プロっぽく見せれば信じる。経歴詐称?バレねーしw疑う前に信じたいんだよアイツら。うだつの上がらない自分がスーツを着てバリバリ稼いでいる想像させてら、もう勝ち確ね!
- ✅ 「プロっぽさ」「専門家っぽさ」を演出するだけで信じ込ませる
- 💬 キーワード:「元上場企業社員」「投資家歴10年」「公式監修」
④ 希少性・限定性

今だけ”って言えば、勝手に焦ってくれる。判断力が鈍るのは“急がせた時”。これは詐欺師の常識。
今、加入登録しないと、沢山の応募者がいるから、会員ランクAからBランクになっちゃうよ?
- ✅ 「今動かないと損する」と思わせれば、思考停止で飛び込む
- 💬 キーワード:「残り3枠」「本日限り」「先着◯名様」
⑤ フット・イン・ザ・ドア

ちょっとだけ、LINE登録だけって言えば抵抗ない。一回つながっちゃえば、あとはこちらのペースで押し込むだけ。特にモテない男だったら、女あてがえば、断りきれねーの知ってっからw
- ✅ 小さなステップを踏ませて「断りづらい状態」にさせる「感情的にさせる」
- 💬 キーワード:「無料登録」「聞くだけでOK」「1分で完了」「ちょっとだけ」
⑥ サンクコスト効果

課金ゲームと一緒よw 一度金払ったら、“無駄にしたくない”って思ってズルズル払ってくれる。「あっ!なんかこれ違うかも😓」と思った時には沼にズッポリ。もしかしたらこれは本当に成功する?と思いたくなるよなー
- ✅ 「ここまで払ったし、続けた方が得」と思わせて搾り取る
- 💬 キーワード:「次のステップが本番」「あと少しで成功」
⑦ 自己責任フレーミング

やるかどうかはあなた次第”って言っときゃ、失敗してもこっちの責任じゃないwアイツら、自分のせいだと思って泣き寝入りするから楽勝。時たま「あーあの時にあれしてなかったんだね・・」って言っとけば自己責任化するっしょw
- ✅ 成果が出なかった時に「あなたの努力不足」と言い逃れできるように仕込む
- 💬 キーワード:「成功する人は行動してる」「信じる人だけが変われる」
第3章:なぜ“見え見えの詐欺”に引っかかるのか?
情報社会の現代において、なぜこんなにも“明らかに怪しい”話に人は騙されてしまうのでしょうか? 理由は単純で、詐欺師たちは「人間の弱さ」を完璧に理解しているからです。
彼らは「金を払ったあとに成功しなければ、勝手に自分を責めるようになる」ことを知っています。
「結果が出なかったのは自分の努力不足」
詐欺師はそう思わせるように、巧みに“言い訳の余地”を残したまま商品を売ります。そう!最初から失敗するのが解っているので「失敗したらお前の責任だからな」をやんわりと商品説明に紛れ込ませて話をします
詐欺師にとって最高の客とは、騙されたことにすら気づかず、自分を責めて再度課金してくる人。 つまり、“自責ループ”に入ってくれたら、それだけで上客です。
さらに彼らが使う心理操作にはこんなものがあります:
- 希望バイアス:「俺ならできる」と思ってしまう人間の願望を利用
- 社会的証明:「みんなやってるなら大丈夫」と思わせるフェイク実績
- フット・イン・ザ・ドア:「登録だけ無料」で小さな関与から引き込む
- サンクコスト効果:「ここまでお金払ったんだから」と抜け出せなくする
- 自己責任フレーミング:「やるかやらないかはあなた次第です」←責任転嫁の準備完了

詐欺師にとって情弱な人は、「知識がない=判断力がない=操作しやすい“金づる”」です。もっと言えばこう思っています:
「考えない人は、考えてる“フリ”だけで動く。
不安と希望を煽れば、あとは勝手に財布を開いてくれる。」
つまり、情弱は“騙す価値がある存在”として狙われているということです。
詐欺師の頭の中ではこう思っているのです:
「存在しない希望を売って、お金を儲けたい!」や「騙されるより、騙す方がマシだ!」
だからこそ、詐欺に騙されないためには、「騙す側の論理」を知っておくことが重要です。
第4章:詐欺師の思考とビジネス構造を暴く
彼らの目的は「稼がせること」ではありません。「希望を売って金を奪うこと」です。
なぜスマホ副業で情弱を狙うのか?
- スマホは誰でも持っていて、機能や操作はできると思っている
- 投資・副業ブームに流されやすく、1000人に1人騙せれば良いと考えている
- 詐欺かどうかを判断する知識がなく、それを秘密事のように大事に扱う
- 「みんなやってるなら」と信じやすい、騙した人をマッチングさせると簡単に仲間になる
そして彼らはリスクを負いません。売るだけ、紹介するだけ。自分が稼げなくても「あなたの努力不足」と言えば逃げられる。
これが「責任ゼロの詐欺モデル」。しかも「次のカモはお前が連れてこい」と連鎖型にすることで、より強固な構造になります。
第5章:スマホで“稼ぐ”前に、スマホで“守る”知識を
本当に詐欺から身を守る方法は、LINEに登録しないことでも、アプリを疑うことでもありません。
お金の原理原則を知ること――これに尽きます。
世の中の詐欺は、すべて「原則を知らない人」だけが引っかかるように設計されています。
- ✔️ お金は「価値提供」の対価である
- ✔️ 労力・時間・知識なくして収入は生まれない
- ✔️ 「再現性」と「出所」が不明な収入は疑うべき
ココナラやクラウドワークスも一見安心に見えますが、中には“買い手が詐欺師”というケースも。
だからこそ、「お金がどこから、誰に、なぜ支払われるか」を見抜ける知識こそが、最強の防御です。
稼ぐより前に、“なぜお金がもらえるのか”を理解する。これだけで詐欺の99%は回避できます。
楽して稼ぐ方法はありません。あるのは「努力せずに搾取される仕組み」です。
あなたのお金と信用を守れるのは、スマホの画面越しの誰かではなく、あなた自身の知識と判断です。
以上です。このブログが少しでも参考になって他の記事も読んでくれたら嬉しいです。

著者も若い時Gグループだったっけな?名前忘れましたけど、「すごい布団」を70万円で売るマルチ会場に引っ張り出されたことありました。入った時のあの狂気とも言える雰囲気、うだつの上がらない人達とのコミニティ。すぐに仲間意識を植え付けられ、断ることのできない状況に持っていかれました。
君子危に近寄らずですね!その類に誘われたら、そっと離れましょうね!
このブログを読んでいただけた方には「お金の苦労」がなくなれば良いなと思っています。
では次の記事でお会いしましょう!
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